↑恋人以上≧恋愛未満↓
なんだか胸がきゅんとなって
喉の奥があつくなった。
まわりの楽しそうな声が
まわりの騒がしさがより一層胸を締め付けた。
「だからぁっ!!そんな目ウルウルさせて悲しい顔すんなって!俺は別に諦めたわけじゃねーからな?お前が嫌がろうとなんだろうと追い掛けてやるからな?」
うん。うん。////
わたしは、ただただ溢れそうな涙を堪えて頷くだけだった。
「いつか海星からお前を奪ってやるからな!!」
たっちゃん...
「ごめっ...ん.....ありがとう。」
わたしはたっちゃんの腕におでこをつけて、ぎゅっとその腕を掴んだ。
「よしよしっ!ほらっ!タコ焼き屋、人集めにいくぞっ!!」
そういってたっちゃんは
わたしの頭をガシガシっと撫でた。
その大きな手からは
不器用な優しさといっぱいの暖かさが伝わった。