↑恋人以上≧恋愛未満↓



なんだか胸がきゅんとなって
喉の奥があつくなった。

まわりの楽しそうな声が
まわりの騒がしさがより一層胸を締め付けた。


「だからぁっ!!そんな目ウルウルさせて悲しい顔すんなって!俺は別に諦めたわけじゃねーからな?お前が嫌がろうとなんだろうと追い掛けてやるからな?」


うん。うん。////

わたしは、ただただ溢れそうな涙を堪えて頷くだけだった。

「いつか海星からお前を奪ってやるからな!!」


たっちゃん...
「ごめっ...ん.....ありがとう。」



わたしはたっちゃんの腕におでこをつけて、ぎゅっとその腕を掴んだ。



「よしよしっ!ほらっ!タコ焼き屋、人集めにいくぞっ!!」


そういってたっちゃんは
わたしの頭をガシガシっと撫でた。



その大きな手からは
不器用な優しさといっぱいの暖かさが伝わった。




< 148 / 283 >

この作品をシェア

pagetop