↑恋人以上≧恋愛未満↓



う....

うそ?!




目の前に
海がいたんだ。


「海?...////何して...」


目の前にいる海が幻みたいで
夢を見ているようで


タコ焼きが入った袋を
海に差し出したままわたしは固まった。



今わたしの前では海が微笑んでいる。



「な...なんで..///いるの?」


「タコ焼き買いに来た。」


「あっあの、そうじゃなくて..」


なんだか突然すぎて他人行儀になってしまう。



「ぶっ!!」

そんなわたしを見て海が吹き出した。


「はい。ほら250円。」

固まったわたしの手の平に小銭をジャラっとのせると



「葵。ただいま。」


海が眩しい笑顔で微笑んだ。



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