↑恋人以上≧恋愛未満↓
海に気づいた一部の子たちが
ざわざわとする。
「今時間ある?」
「へ??」
突然のことすぎて
わけがわからずにいると
「イチヤ、ちょっとコイツかりる!!」
わたしの隣で同じように驚いているたっちゃんに
海が声をかけた。
そして
グイっと腕をひっぱられると
わたしはその場から連れ出された。
「えっ?え?!ちょっ..ちょっとあの!」
わたしは、そのまま引きずられるようにして後を付いていく。
「ねぇ!あれって五十嵐海星じゃない?」
「キャーッ!なんでいるの?」
その時回りが大騒ぎになっていたのは言うまでもない。