↑恋人以上≧恋愛未満↓
視聴覚室には
海とわたしのふたりきり。
たった少しの期間会わなかったのがものすごく長い時間会ってなかったかのようで
心臓の音が聞こえてしまいそうな程緊張していた。
ドキン..ドキン..
そんなわたしから海は視線を外さない。
「なぁ。キスしてぇ。//」
突然照れ臭そうに海が言った。
えっえっ//
「わっわたし聞きたいこといっぱいあるもんっっ///だからダメっ//」
近づいてくる海の胸元を手の平でぐいーっと押しながら
力無い抵抗をしてみる。
本当はわたしも触れてほしい。
海に触れたい。
キス...したい。
でもそんなこと思ってるってバレちゃうのがなんだか恥ずかしい。