↑恋人以上≧恋愛未満↓



夜空に浮かぶ真ん丸な月を見上げると


「やっぱり月日が流れるのって早いよね..」

ブランコをキコキコこぎながらわたしはしみじみつぶやいた。



「だな。高校入ってもう3ヶ月だもんな。」

アイスを口にしながら海が言う。



高校生活は想像していたものよりもはるかに楽しくて
毎日がワクワク。



「あいつらもイイヤツだしな...」


うん。授業は難しいけど友達には恵まれて。



「あっ!!そういえば!海、知ってた?しーちゃんとウッチー付き合いだしたんだよ?」


わたしは突然思い出し、
ブランコを足で止めて海の方を見た。


「うっそ?ぜんぜん知らねー。どうりであいつら最近一緒にいる率高いんだ?」


「そうそうっ今朝も一緒に登校してたもんね!!」


「俺の知らない間にそんなことんなってたか。」


「うん。海学校の後は稽古でずっと忙しいもんね。..これからもわたしが逐一報告してあげるから安心して!!」



「ぷっ。安心って何をだよ?」





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