↑恋人以上≧恋愛未満↓



「ねぇ。アレでしょ?五十嵐くんの。」


「週刊誌みたぁ?」


「みたみたーっっ!」



次の日学校に行くと
朝からものすごい騒ぎになっていた。


教室へ向かう途中も
聞こえてくるのはわたしへの罵倒。



「なんなのアレ?たいしたことないし。」


「幼なじみだからって調子のってんなっつ〜の!」


「ぷっ。ユカ言い過ぎ〜!」


わたしは顔があげられなくて、
俯いたままくやしさが抑えられなかった。




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