↑恋人以上≧恋愛未満↓
「葵。まわりのこと気にすることないよ。」
「俺らはわかってるから。」
屋上でしーちゃんたちが励ましてくれる。
わたしはいつだって友達がいるから元気になれる。
話をきいてもらうことだってできる。
「わたし。海の重荷になっちゃうのかな。わたしがいることで海の夢だめになっちゃうのかな。」
マネージャーの朝比奈さんとも
約束だった。
海の仕事の支障になるような噂...たっちゃった。
「海が普通の人じゃなくなっちゃったみたい。海がテレビにでる人になるとこんなに回りはかわっちゃうの?」
わたしは海と
幼なじみをやってたあのころからの
いろんなことを思い出していた。
わたしたちは何もかわったわけじゃないのに
回りの環境に変えられてしまう。
せつなくて胸がくるしかった。
「葵...」