↑恋人以上≧恋愛未満↓
友達そして無償の愛情…
粉々になって
目の前に落ちている写真をみつめる瞳から
パタパタとこぼれる涙をいつまでも止められなかった。
両手の拳をぎゅっと握り
くやしさを抑える。
すると、
霞んだ視線の先で
破かれた写真が拾われた。
ぼーっとした意識の中わたしは
俯いたまま黙っていると
「アンタ。ださい。」
そんな声が頭の上で聞こえたと同時に目の前で誰かがしゃがんだ。
「強気のアンタはどこいったのよ?」
顔を上げるとそこには茉巳ちゃんがいたんだ。