↑恋人以上≧恋愛未満↓



「おいおい。俺の愛情キッスになんだよ、その“ギャッ”って。失礼な奴だな!」



「ごっごめ////だっていきなりでビックリしたもん。」



そういいながら
手の甲でほっぺをふきふきした。



「クッキーね、たっちゃんにはあげられないの。」


「へ?」



わたしの真面目な答えに
たっちゃんはまのぬけた返事。



「クッキー作ったらね、あげたい人がいるんだぁ。」



わたしは家から持ってきたラッピング袋をぎゅっと握り微笑んだ。



「....海星?」



え?


一瞬海の名前にドキッとした。

海にはね、一番にあげたいよ。
だけど海は今近くにいない。



「ううん。海じゃないの。」


たっちゃんはそれ以上聞かなかったけど不思議そうにしてた。



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