↑恋人以上≧恋愛未満↓



挙動不審になりながら1年生の教室を覗く。


「ねぇあの人って...」


まわりからわたしのことを
話す声が聞こえて来るけど最近は気にしない。


気持ちは強く持つんだ。
心配してくれている海の為にも。



「あの...」



教室を覗くわたしの後ろから肩をポンとされ
声をかけられた。


「は、はい?」

恐る恐る振り返ると



「笹倉先輩ですよね?あのっ//わたしたちイロイロ応援してるのでがんばってくださいね!」


思いがけない言葉に驚きがかくせなかったけど



ほらね。


こんな優しい人たちもいるんだから。



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