↑恋人以上≧恋愛未満↓
「俺にはねぇの?クリスマスプレゼント!!」
あ。
「その表情は何にも考えてませんでしたって顔?」
たっちゃんは拗ねた子供のように
わたしの首にしがみついて体を揺らす。
そっか....
わたし、いつもたっちゃんに気遣ってもらってばかりだ。
「...あるよ、プレゼント。」
「えっ?マジで?!冗談だったのに!」
少しばかり頬を赤くして喜ぶたっちゃんが
ちょっと愛おしくみえた。
この人はいつも
わたしのために、わたしだけのことを見てくれている。
そんなたっちゃんに
マフラーを編もうと思った。