↑恋人以上≧恋愛未満↓
「たっちゃんどこいったんだろ?」
はぁっ。
ひとりになったらいきなり
寂しさが込み上げてまた泣けてきた。
「馬鹿葵っ!////泣くもんか!泣いたって海は帰ってこないよ!」
頬をパチンと両手で叩いて
自分を励ました。
すると
息を切らしたたっちゃんが慌てて教室へ戻ってきた。
「たっちゃん?どこいってたの?」
「わりぃわりぃ。コレ。//」
照れながらわたしの前に差し出した
小さなケーキの箱。