↑恋人以上≧恋愛未満↓



今、海星って?





わたしは自分の耳を疑ったかのように
目をパチパチさせて


ゆっくり顔をあげた。





すると

そこにはとても愛おしい見慣れた姿があったんだ。



「う....み.........//」



なんで海がいるの?


教室の入口にたってこっちをじっと見つめる海に


わたしは目で会話をするかのように

問い掛けた。



胸が張り裂けそうだ。



海を見つめる自分の瞳から涙が溢れ出しそうで

視界が霞む。


“海!”
そう呼び掛けたいのに

喉の奥が熱くて声がでない。




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