↑恋人以上≧恋愛未満↓
「まだ、葵が俺を受け入れてくれんなら、もっかい始めからやり直させてほしい。....お前がメチャクチャ好きだ。」
ドキン...
胸がきゅっとつまる。
嬉しくて嬉しくて
その言葉だけを待ち続けてた。
「葵.....」
わたしは、顔を覗き込んでくる海を
ドンッと突き飛ばした。
「馬鹿っ!!バカバカバカバカッ!!海のばかっ!海なんて大っ嫌い!いつもひとりで決めてちょっとはわたしのことも見てよ!」
「葵..」
わぁわぁとなくわたしを
なだめるように再び一歩近づく海。
「わたしがいつ嫌な思いするの嫌っていったの?いつ海に守ってほしいなんて言った?!
わたしは始めから海はただ隣にいてくれるだけでよかった。
海がいなくなることが一番辛いってこと、なんで気づいてくれないのよぉぉっ!」