↑恋人以上≧恋愛未満↓
駅前のショッピングセンターでは
海と手を繋いで歩いていても案外気づかれないみたい。
それからわたしたちは
普通にたくさんおしゃべりして
普通にお茶して、
いっぱいお腹のそこから笑って
高校生らしいデートの時間を過ごした。
「時間たつのあっと言う間だね。」
帰り道、交差点の信号待ちで
わたしは急に寂しくなってつぶやいた。
「今から、うち遊びに来いよ。母さんも喜ぶよ。」
「え?」
海の部屋に行くのは
あのスキャンダル以来だ。
わたしは
予想もしていなかった海の言葉に驚いて海を見上げた。
「ちゅっ。」
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その瞬間、人混みの横断歩道で
海はわたしにキスをした。
かぁぁぁぁ///
「海っ.........//」