↑恋人以上≧恋愛未満↓



駅前のショッピングセンターでは
海と手を繋いで歩いていても案外気づかれないみたい。



それからわたしたちは
普通にたくさんおしゃべりして
普通にお茶して、
いっぱいお腹のそこから笑って
高校生らしいデートの時間を過ごした。



「時間たつのあっと言う間だね。」


帰り道、交差点の信号待ちで
わたしは急に寂しくなってつぶやいた。



「今から、うち遊びに来いよ。母さんも喜ぶよ。」


「え?」



海の部屋に行くのは
あのスキャンダル以来だ。


わたしは
予想もしていなかった海の言葉に驚いて海を見上げた。



「ちゅっ。」


!!///////////////
その瞬間、人混みの横断歩道で
海はわたしにキスをした。



かぁぁぁぁ///

「海っ.........//」



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