↑恋人以上≧恋愛未満↓
「葵っ遅いよ〜!授業始まっちゃう。」
ほてった熱を冷ましながら教室に戻ると
しーちゃんがやさしく出迎えてくれた。
「大丈夫なの?なんか海星とあった?あんたたちらしくないよ?」
「うん。大丈夫。//」
とりあえずお昼の時間までは
話さずにいよう..
きっと、しーちゃんに話すと授業そっちのけで恋話が炸裂しちゃうから。
窓の外を見つめる海を見ながら
わたしはついさっきのことを思い出していた。
「葵チャン?」
そんな様子に気付いたたっちゃんは
不思議そうにわたしの様子を伺った。