↑恋人以上≧恋愛未満↓



「じゃあまた明日ねっ!」


クラス全員が下校した教室にわたしと海がフタリきり。



「海..話ってなぁに??大切な話なの?」


海の話の内容が気になって先を急く。


「葵..こっちおいで?」



「え....?///」
ドキン.....

「早く。」


窓際にもたれかかる海の髪が夕日に照らされて
オレンジ色に光る。


夕日に反射して海のスッと通った鼻筋が美しい影をつくっていた。



「海の話が気になるよ。」


わたしがゆっくり海に近づくと
グイっと勢いよく
腕を引かれ

あっという間に海の腕の中。



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