↑恋人以上≧恋愛未満↓



「キャーッキャーッ!」
廊下にでると何十人かの取り巻きができてた。



はあっ。
いつまで続くんだろうっ。


通り過ぎようとした時
わたしに気づいた海が声をかけた。



「葵っ!」



その瞬間女の子たちの黄色い声がピタッとやんで

海がその輪からでてくる。



「ちょっと来いっ。」



えっえっええっ?
「うっ海???」


海にガッと手首を引っ張られ
引きずれるようにしてその場から離れる。



「ちょっと今のなにぃ〜?」

「あの人なんなの?!」

「わたし知ってるよ!隣に住んでる幼なじみでしょ?」

「えーっ!幼なじみは特別扱い?」

「ずるいーっ!!!」



そんな声がざわざわと聞こえていた。

そしてその中には
そんな私の存在を恨んでる人物もいたんだ。



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