レイン




「くそぅ...」

地面で腰をつけて倒れている僕は千秋が連れていかれるのをただ見ているしかなった。


救急車の扉が閉まり。完全に千秋は見えなくなった...


そして救急車はサイレンを鳴らし走りだした。










「くそ.........」





千秋...


千秋...


千秋....君は綺麗だ。


しかし何故あんなにも綺麗なのに普段は魅力のかけらもないんだ?





僕は必死に考えた。


千秋は車に引かれた



そして....




そして......








「あしからほねがつきでていた」
口をついて言葉が出てきた。









そうだ!!




「あしからほねがつきでいたのか!!」



だから千秋はあんなに綺麗になったのか










千秋は"あしからほねがつきでる"と綺麗になる。




「あれ...あれ?ははは...なんだ?ははは」よく分からないが笑いが込み上げてくる。


それもそのはずか、











千秋を綺麗にする方法を知ったのだから。



< 19 / 21 >

この作品をシェア

pagetop