短編集
或いは後悔と共に生きる幻影
ああすればよかったと消える、
私の呟き。
嘆くのは、いつも
過去ってから。
先立つ感情
遅れる言葉
身体と心は似ているくせに、反発しあう。
表現しきれなかった。
私の想いを
感情を
言葉に出来なくて、
…怖かった。
罵倒されるのでは
見捨てられるのでは
呆れられてしまうのではと。
そんな感情を求めていなかった
筈だったのに。
(だけど現実はそこまで怖くなくて)
――……錯覚だった。気がした。
(テストの悪さに怒られる、
そう思っていたのに)
(それよりも花瓶を割った事を怒られた)
私の呟き。
嘆くのは、いつも
過去ってから。
先立つ感情
遅れる言葉
身体と心は似ているくせに、反発しあう。
表現しきれなかった。
私の想いを
感情を
言葉に出来なくて、
…怖かった。
罵倒されるのでは
見捨てられるのでは
呆れられてしまうのではと。
そんな感情を求めていなかった
筈だったのに。
(だけど現実はそこまで怖くなくて)
――……錯覚だった。気がした。
(テストの悪さに怒られる、
そう思っていたのに)
(それよりも花瓶を割った事を怒られた)