あいつのお気に入り

「み、見たくてみた訳じゃないから!ホントに間違えちゃってっ、だからそのっ」


言い逃れ出来にくい状況になり、焦るあたし。


「だからっ「分かったっつーの」

最後まであたしが言い訳する前に男が言葉を発した直後。



「―ンッ!?」

唇が塞がれた。

暖かい感触が伝う。


馬鹿なあたしにも、彼氏いない歴=16年のあたしにも…今何されているか把握出来た。



「んンッ〜!」


必死に抵抗するも抑えられてる力には勝てない。

それでも男の胸をドンドン叩いてると、唇がやっと離された。



「これで、許してやるよ。変態サン」


はぁ!?
< 10 / 20 >

この作品をシェア

pagetop