あいつのお気に入り


「だからぁ、しなぁい?」


自分の意志だけなんだな。


「ここで?」

上目遣いをしてくる亜紀を見下げながら尋ねる。

「そー、ここで。たまにはいいんじゃなぁい?外も」


フフと艶やかに口元を上げて笑う亜紀。




そして。

亜紀にゆっくりと押し倒された。



普通こういうのって男がやるモンじゃね。

上にのっている亜紀を見ながら思った。



「上になってくれんの?」


「うん、いーよぉっ」


ウインクしながら返事をする亜紀。







残念。


俺、下嫌いなんだな。



亜紀にキスしながら上と下の体勢を入れ替えた。


「ッ…上でも亜紀、満足させられる自信あるよぉ?」


下で満足させて貰った覚えもねーんだけどな。


「俺がコッチがいーの。」
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