僕等の在り方
少しきょとんとした顔をして。
その人は意地悪く笑った。
「…ホントは昔のことでも思い出したりしてた?」
「な…っ!違うもん!!自惚れんなっ!」
「あー、昔のこと思い出すくらい愛されちゃってるみたいだし?」
「違うってばっ!!」
楽しそうに前を歩き出す背中を追った。
必死で言い返しても。
軽くあしらわれてしまう。
何時だって、この人には敵わないんだ。
『私もにーさん好きだけど…?』
『…………そ?んじゃ、ヨロシクv』
『!?』
口付けされて。
にっこりと笑った顔は、今日と同じ顔をしていた。
――嗚呼、変わってないな
だから、心は何時も桜色。
キミに落ちたときと同じ色。
「サクラの記憶」 了
その人は意地悪く笑った。
「…ホントは昔のことでも思い出したりしてた?」
「な…っ!違うもん!!自惚れんなっ!」
「あー、昔のこと思い出すくらい愛されちゃってるみたいだし?」
「違うってばっ!!」
楽しそうに前を歩き出す背中を追った。
必死で言い返しても。
軽くあしらわれてしまう。
何時だって、この人には敵わないんだ。
『私もにーさん好きだけど…?』
『…………そ?んじゃ、ヨロシクv』
『!?』
口付けされて。
にっこりと笑った顔は、今日と同じ顔をしていた。
――嗚呼、変わってないな
だから、心は何時も桜色。
キミに落ちたときと同じ色。
「サクラの記憶」 了