僕等の在り方


「……ねぇ」


「ん?何?」


「飯食ったら話しあるんだけど」


「うん?…別に今でもいんでない?」


包丁持ってる君に言うのは怖いんだって。


「…まぁ…後でいいよ」


「そう?」


首を傾げる彼女は、また背を向けた。
さあ、ボクは彼女の「にーさん」、卒業出来るんだろうか。




「桜芽吹ク卒業ノ日」 了
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