学園一のお姫様!
恋人…?
キーンコーン
カーンコーン
そして二時間目の授業がはじまった。
『凛…大丈夫かな…』
私は前の座席に居る凛にそう話を持ちかける。
「え、何が?」
凛は訳が分からず?マークを浮かべて聞いてくる
『いや、何が?…じゃなくてあの蓮って人…』
私は顔を青くして凛に聞いた
『一体何なの?急に屋上来いって…』
「そうねーあいつ特に女子とは関わりを全然もたないからね…珍しすぎて今日は槍が降るんじゃない?」
『そ…そーなんだ』
背筋が凍り付いていく感覚だ
「きっと静香のことが気に入ったんだよ!」
『ありえない!!!』
勢いよく椅子から立ち上がり、そう叫んでしまった。
『(げ…やってしまった…)』
先生は私の方を見た
「あー、えーと、鈴宮、おまえ大丈夫か?」
竹田先生は普通とは違う意味で「大丈夫か?」と、尋ねてきた
『え、あートイレ行ってきます』
私は逃げるように今さっき行ったトイレへとダッシュした。
こんな感じでどうこう考えているうちに放課後というのはやってくるものである。
そういえば屋上がどこか知らなかったので私は凛に屋上の場所を聞き
階段を上って上って、
ついに屋上にたどりついた。
怖いなーと思いながら恐る恐る私は
ガチャッ・・・
ドアを手前に引っ張った
ギーーッ・・・