学園一のお姫様!



「遅い…」

と眉間に思いっきりシワを寄せて蓮は待っていた。




『いや…私のクラスが終わるの遅くて…』


言い訳のつもりで反論してみせるが


「テメー同じクラスのくせに何言ってやがる」


逆に驚かされる


『え゛!嘘っ!?』


席が遠かったのか全然気づかなかった。


『って、あ!そういえば何で私を屋上に呼んだの?』





さりげなく心の中で


『(いじめだけはご勘弁を…)』


と祈る鈍感でマイナス思考な静香。


そこに思いがけない言葉が降りかかってくるとも知らずに…







「俺と付き合え」








静香はその場で固まった




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