白雪姫様と王子様とオモチャ
「やぁぁぁぁ!!」


「おい!白!!」


私が泣き叫ぶと隼人が抱きしめていた。


「やだぁぁぁ!!」


でも、今はなんだか怖い。


人に触られるのが怖くてたまらない。


いつもは安心できた隼人の体も今は恐怖しか感じない。


「白、大丈夫だから!俺はここだ!みんなちゃんといるから!」


隼人の声で私は叫ぶのをやめた。


隼人の胸の中で涙を流していた。
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