白雪姫様と王子様とオモチャ
2-S[和人]
「おはようございます!」
爽やかで元気な声、笑顔、がそろったお手本のような朝の挨拶が奏高校職員室に響く。新学期が始まる今日だけは、きちんとした服装の教師がいた。
今日からだし、やっぱり初めが肝心だよな。イヤでも顔がにやけてしまう。
「おはようございます・・・・・」
ぼそぼそと対照的な声が返ってくる。そして、何事もなかったかのように机に向かったり、おしゃべるをしたりする。そんな中の浮いた存在のような佐藤和人も何事もなかったかのように扉の前から机に向かった。
どんな生徒かなぁ・・・問題児とかいるのかな。難しい年頃だしなぁ。
「佐藤先生!!ちょっと!!」
眼鏡をかけて、きっちりとしたスーツ姿のいかにも教師という感じの先生が呼ぶ。
「はい!」
きっと、今日の始業式での挨拶のことだな。
元気がいい小学生のような返事をして、和人はどかっと椅子に座ってめんどくさそうに資料のようなものを見ている、いかにもえらいそうな人のところへ行く。
爽やかで元気な声、笑顔、がそろったお手本のような朝の挨拶が奏高校職員室に響く。新学期が始まる今日だけは、きちんとした服装の教師がいた。
今日からだし、やっぱり初めが肝心だよな。イヤでも顔がにやけてしまう。
「おはようございます・・・・・」
ぼそぼそと対照的な声が返ってくる。そして、何事もなかったかのように机に向かったり、おしゃべるをしたりする。そんな中の浮いた存在のような佐藤和人も何事もなかったかのように扉の前から机に向かった。
どんな生徒かなぁ・・・問題児とかいるのかな。難しい年頃だしなぁ。
「佐藤先生!!ちょっと!!」
眼鏡をかけて、きっちりとしたスーツ姿のいかにも教師という感じの先生が呼ぶ。
「はい!」
きっと、今日の始業式での挨拶のことだな。
元気がいい小学生のような返事をして、和人はどかっと椅子に座ってめんどくさそうに資料のようなものを見ている、いかにもえらいそうな人のところへ行く。