白雪姫様と王子様とオモチャ
「違う!!!」


私は立ち上がって言った。涙があふれ出てくる。


「縛り付けてなんかない!!


みんなのこと利用してなんかいない!!


白は可哀想なんかじゃないもん!!!


白は…白は…」


言葉は続かなかった。


心の奥底でそれを隠し持ってて


真美さんのいってることは…真実だって気づいて。


自分がみじめで


悔しかった。



< 127 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop