白雪姫様と王子様とオモチャ

「すみません。いちごチョコクレープSPデラックスください。」


そういった、高めの小鳥のような声。空をただただ眺めていた目をその声の主の方へむける。


長く腰のあたりまである黒髪と、白雪の肌の美少女がいた。桜の花びらが、数えられるだけ舞い散り美少女の美しさをきわだてる。


「あの・・・・。」


なんの反応もなくて、心配なのか美少女は不安そうに見つめ声をかけてくる。


「はい！！ちょっと待ってください！！」


見とれていたが我に帰り、姉に伝えて、姉がつくりはじめる。美少女は近くのベンチに座り、上にある桜を眺めていた。


真っ白の体は細い体をより細く見せて、きれいな長い黒髪は彼女の雰囲気を変える。外人のような顔。そう思うが、黒髪からして日本人か？