白雪姫様と王子様とオモチャ
「いたいですよー。」


もはや起こる気力すらない僕はだるそうにいうと、真剣な目で見てくる政木先生。


「気をつけろよ、本当に。去年、あいつらの担任した教師が病院送りになった。」


いきなり声もしゃべり方も変わってもらっては、だらけられない。


「病院送りですか…?」


「あぁ、でもあいつらはやってないってさ。アリバイもちゃんとあった。本当かはわかんないがな。」


「なんで、わかんない?」


「黄昏だよ。警察にでも金でどーにかしたってのも考えられる。」


最後に「気ーつけろよ。」といわれて、政木先生は職員室を出て行った。


病院送り…怖いなぁ…
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