白雪姫様と王子様とオモチャ
「白、アイツの資料は?」


なんか、抱きつくような感じで言われた。低くて大人っぽくて安心できて、優しい声。そして、ゾクッってなって、ぽーっとしちゃう…


「はい。資料。」


取り込まれそうになったけど、我にかえってカバンからファイルを出した。短時間で専属の執事とメイドに調べさしたけど、十分なはずだ。それほど、信頼できるし、してる。


隼人に渡すと、よしよしと頭をなでられた。


なんか…恥ずかしいけど、うれしい。もっと…してほしいかも。


子供扱いしないでと思うけど、もっとしてほしいとも思う。なんか、隼人にいいようにされてると思うけど……


とにかく、最近おかしくなってきた。
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