白雪姫様と王子様とオモチャ
「泣かれたようですけど、いいことがあったようですね。」
ずっと後ろを見つめたままの私に運転している専属メイドの美夏(ミカ)が言ってきた。バックミラーから私の姿を見ている。
「なんでそう思うの?」
泣いていたのは、きっと涙のあとで分かるだろうケけど、いいことがあったというのはなぜ分かったんだろう。
「黄昏様をほんのり色づいた頬で見ていましたよ。」
美夏はクスクスと笑いながら言った。それがちょっと悔しくて、言い返した。
「夕日のせいよ。」
そういっても、美夏は「意地っ張りですね。」といって笑う。
「黄昏様をみる白様は恋する乙女の表情でしたよ。」
そういわれては、頬を赤くしてしまう。
…顔にでやすいのかな…私…。
ずっと後ろを見つめたままの私に運転している専属メイドの美夏(ミカ)が言ってきた。バックミラーから私の姿を見ている。
「なんでそう思うの?」
泣いていたのは、きっと涙のあとで分かるだろうケけど、いいことがあったというのはなぜ分かったんだろう。
「黄昏様をほんのり色づいた頬で見ていましたよ。」
美夏はクスクスと笑いながら言った。それがちょっと悔しくて、言い返した。
「夕日のせいよ。」
そういっても、美夏は「意地っ張りですね。」といって笑う。
「黄昏様をみる白様は恋する乙女の表情でしたよ。」
そういわれては、頬を赤くしてしまう。
…顔にでやすいのかな…私…。