白雪姫様と王子様とオモチャ
「花房様と黄昏様よ。2人ともやはりお似合いね。」


「本当、婚約の話もでているそうよ。」


「まぁ、双方の両親方もご満足でしょうね。」


と言う話が行われていたのを白は気づかなかった。


「そういえば、どうして今日いきなりパーティーにでるなんて。」


白は隼人に問う。公の場が好きではない隼人はあまりパーティーに顔を出さない。なのに今日はいきなり出ることになったのだ。


隼人は複雑そうな顔で白に言った。


「だって、白を泣かせちゃったし…な。」


困惑の表情。白に気を使ってるのだろう。眉がハの字になっている。
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