白雪姫様と王子様とオモチャ
「そ…そのことはいいよ!!…ねぇ料理食べよ?おなかすいちゃった。」


はやく、はやく。と隼人をせかす白。隼人の腕を一方的に引いて料理のところまで行く。


気にしてるなんて思わなかった…今そんな話しないでよ…


引きつった笑顔でも何でも笑って安心させなきゃと白は明るく振舞う。


そんな姿に隼人は胸が痛くなった。






パーティーも終わりに近づいてきたとき、白はとても満足そうだった。


「うれしい、今日は隼人とご飯食べれたし、踊れたし、話したし。楽しかったよ。」


「…今日は泊まっていけよ。」


そういって隼人は白を連れ出した。
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