白雪姫様と王子様とオモチャ
「ちょっ!白!よくわかんないけど、大丈夫だからさ!なっ?」


意味もわかってないのに大丈夫っていう隼人。


すごくテンパってる。なんか貴重かも。


「悩みいえないならゆうりに言えよ。きっと大丈夫だから。」


そう言ってぎゅっと抱きしめてくれた隼人の中で私は落ち着きを取り戻していった。





そのあと、車で学校まで行った。理知学はもともと始業時刻が遅いため私は遅刻しなかった。


でも、私のせいで隼人は遅刻。


私は今も隼人を困らせる子供のまま…。






< 88 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop