俺様ダーリン
「鈴木世梨さん、壇上へお上がりください。」


ちょちょ、ちょっと待って!

なにがどうなってんの?!

あたしがパートナー?

意味わかんないしっ


世梨はそんなことを思いながらも、壇上に上がった。




「鈴木世梨さん、パートナーになった感想をお願いします」

司会者と思われる生徒にいきなりマイクを向けられた。


「かか、感想ですかっ?!えっとですね…頑張ります…」


あがり性の世梨は、舞台に上がっただけで緊張で固まっているのに、話を振られて噛んでしまった。
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