初めて愛した女-短編-


用が終わった後

「ねぇ…優ちゃん」


寂しそうな声で俺を呼ぶ


「なに?」



「あたしと付き合って?」

今にも泣きそうな声で言ってきた。


「ごめん無理。帰って」

そっけなく言った。

気持ちを伝えたら終わりだ

どうせこの後女は泣くんだから

はっきり言って面倒い。
< 3 / 34 >

この作品をシェア

pagetop