愛してよダーリン




少しだけ考えたあげく、あたしはそのまま樹にそう言った。




そしたら『お前らバカ』って一言だけ言われた。




どうせあたしはバカですよー……って開き直っていると、樹が『つーか…』と口を開いた。




『拓海に変なことされたらすぐに言えよ。あいつ許可とってからとか言ってたけど、実際超スケベだから』


「え?」




少しはあたしのことを心配してくれてるらしい。


言えよ、って命令口調だけど嬉しく思う。




けど拓海くんが超スケベなのは、関係ないはずなのに……。




「あいつは家にAVが超あって、○○○プレイとか○○○プレイが好きだから気を付けろよ」




初めて聞いたかなり卑猥な言葉を出し始める樹に、あたしは何も言えなくなってた。




結局は拓海くんは、あの可愛い感じの顔からはかけ離れてるくらい超スケベだってことが言いたいらしかった。




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