愛してよダーリン
この人形みたいに可愛い子は………何を言ってるんだろう!!!
あ、ああ、あたしと…………さ、ささ、沙絢ちゃんが………と、友達っ?!
「ってことで、メアド交換しよ?」
驚きのあまり声を出せず、目が点のあたしに対して、
沙絢ちゃんは当たり前のように、さっきテーブルに置いた自分のかばんから携帯を取り出した。
取り出すと少し携帯をいじり、あたしの前に『はい!』と携帯を出した。
「赤外線しよ?」
いきなりの沙絢ちゃんからの友達宣言に、まだ頭がボーッとしているあたしは、
ちゃんと思考回路が回ってないにも関わらず、勝手に手が自分のかばんの中をあさり、携帯を取り出した。
赤外線のボタンを押し、あたしは沙絢ちゃんのアドレスと携帯の電話番号を受信した。
頭がボーッとしなくなって、思考回路が回るようになったのは、
沙絢ちゃんのアドレスと番号を電話帳に登録する、登録ボタンを押したときだった。
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