愛してよダーリン
あたしだって、莉加ちゃんとは良い友達になれる気がした。
だから、また会う機会があったら、そのときはまた改めて友達になりたいなって思う。
莉加ちゃんは莉加ちゃんなりに悩んで苦しんでたんだと思う。
それが分かるから、今度はあたしも相談相手になってあげたいって思う。
支えてあげたい。
同じ女の子として、同じ高校生として。
莉加ちゃんはその電話の次の日、彼氏にお父さんのことを話したらしい。
最初はもちろん怒られたけど、最終的に話し合って彼氏が1人暮らしってこともあって、
彼氏の家で彼氏としばらく暮らすことになったと、莉加ちゃん本人から電話で報告があった。
すごく安心した。
だからそれからは樹ともケンカもなく、いつも通りの生活を送ってた。
夜の電話では、樹が眠くても無理を言って電話に付き合ってもらった。
それに加えて友達と撮ったプリクラを樹が送れと言ってもないのに、毎回メールで送った。
あたしが毎日何をしてるのか知ってもらいたくて、日々の報告を忘れずにした。
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