愛してよダーリン
愛してるダーリン
部活に行ってもないしバイトもしてないあたしは、夏休みの間暇になるって分かってたから、
近くの雑貨屋で週2日バイトすることにした。
その雑貨屋はお母さんが高校を卒業してから働いてた場所らしく、
雑貨屋の店長はあたしが娘だと知ると、『そういえば顔似てるわね』と驚いてた。
樹とは夏休みだからってお金の関係で頻繁に会えるわけもなく、
お互いに会える日に会うことになった。
紫音と千里たちと約束してたお泊まりは、夏休みが始まって2週間が経った頃に行われた。
その時は千里の家に泊まって、次の日はみんなでプールに行った。
プールで遊んだ後にみんなと分かれて、あたしは紫音と電車で帰宅した。
その次の日はお盆でお父さんが休みだから、毎年恒例の旅行に行った。
『飛行機使って遠くに行くほど金ないからね』と最初にお母さんに言われたあたしと玲央。
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