喜怒哀楽ー涙をこらえてー
「ねぇ年いくつ?
かわいいね!」

ヤンキーっぽい人は
美海の横に
座った。

「………………」

美海は何も答えず
シカトした。

シカトしか
できなかった。

美海は固まったまま
そのヤンキーっぽい
人を見た。

やだ…この人
目の焦点が変。

まさかこの人
薬物使用してる人?

美海の手に握られてる
ものって
やっぱり
薬なのかな…

世の中で言う
ドラッグ?麻薬?

「これ何?」

美海はその人の
顔を見ないで
聞いた。


「ん~っ
気持ち良くなる
魔法の薬だよ!」

やっぱりこれ
ドラッグだ…

美海は急に
手が震えだした。

「美海もう帰るね。」

その人に言うと

その人は目を大きく
開けてまた
目を閉じて

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