いばら姫
魔女達は娘にそれぞれ
贈り物をしました。
中でも彼女を本当に愛していた
魔法使い三人衆
穏やかな面差しの、太鼓の音の遣い手は
『この娘が、いつでも
微笑んでいられる』魔法を
金の髪を持ち
細い弦をつまびく魔法使いは
『彼女を危険から守る』魔法を
その彼女を見付け、慈しみ、歌を教えた
一等、背が高い
音の術士と呼ばれた魔法使い
彼女も彼を、深く愛していたので
『 永遠に一緒にいよう 』
歌で繋がる強い魔法を
お互いに、かけあいました