俺の姫は幼なじみ【完】
「千幸…」
「…?」
「無性にぎゅっ…てしたいんだけど…いい?//」
「…ぅん…///」
俺はベッドの上に座って壊れ物を扱うように千幸を抱き締めた。
小さい背中。
真っ赤な耳。
暖かい体。
千幸がかわいすぎて…
俺はさらに強く抱き締めた。
「……っ////」
ぎゅ…っ
…――っ!?
俺はびっくりした。
なぜなら千幸が俺の背中に手をまわして俺を抱き締めていたから。
「可愛い」
「…///」
千幸が本当に愛しく思えた。