俺の姫は幼なじみ【完】
「日向…」
「ん―?」
心地よい風がふく。
私は日向の肩に頭をおいた。
びくっと日向が動いた。
「……?」
びっくりさせちゃったかな?と思いながら日向の顔を見ると、真っ赤になっていた。
「日向、熱あるの?」
心配になって頭をあげた。
「大丈夫…?」
熱があるのか確かめるために日向のおでこに手をあてると、日向が私の手を払い除けた。
…え…っ?
「熱なんか…ね―よっ」
「日向…?」
日向はしびれを切らした顔をして、私の目を見て勢いよく言った。
「千幸が…
千幸が俺の肩に頭なんかのせるからだろ…っ///」
…えぇぇぇえっ///