俺の姫は幼なじみ【完】
「これで、明日まで一緒だな」
ニヤっと笑う日向。
「いや…ほら…、日向のお母さんが心配するから…帰ったほうが…っ(汗)」
少し後ずさる私。
「あれ、嫌?」
ケロッとして私に問いかける日向。
「ぇ…嫌ってわけじゃないけど〜…」
「けど?」
「……」
「少しでも一緒にいてって、この前言ったのは誰かな―?」
「……意義なしです…」
「やりぃ♪」
日向は鼻歌を歌いながら私の頭を撫でた。