俺の姫は幼なじみ【完】




「…ひ…日向」




ほんのり赤くなってる頬。









…どこのどいつが染めたんだ…?











心なしか目は潤んでる。












…なんだよ…その目は…











「水…今から入れるから
待ってて!!」











「……」











無言の俺をおいて、
千幸はグランドへ水を持っていった。
















『そんなにうじうじしてると千幸ちゃんとられちゃぅぞ』












凌の言葉がよみがえった。











凌の言う通りだな…。















……くそ…っ











< 17 / 327 >

この作品をシェア

pagetop