俺の姫は幼なじみ【完】
――…怖いっ
…日向っ…………
『イヤ!!』
おもいっきり山下君を
突き飛ばした。
『…痛っ…』
『…ごめんっ』
山下君に近寄った。
『先輩、やっぱり日向先輩が好きなんですね』
『……』
『…キスなんかしてすみませんでした』
『……』
『諦めます…』
『突き飛ばしたりしてごめんね、』
『いえ…、頑張ってください』
『え…』
『日向先輩のこと』
山下君はニコッと笑って
着替えを手にした。
『着替えてもいいですか?』
『あぁっ…うん』
私は急いで水をとって
部室をでた。