俺の姫は幼なじみ【完】
「日向…っ…やめ「やめねーし」
千幸がビクッとしたのがわかった。
3つほどボタンを開けると、間髪いれずに千幸の首筋に吸い付いた。
「…ん…っ…やだ…っ」
「……」
強く吸い付くと、赤く小さくキスマークがついた。
俺は体を起こして千幸を見下ろしながら言った。
「満足?」
「…っ…」
「俺、帰るわ」
「え…」
まだ一時間半ほど、時間はあったが。
「じゃ―ね」
「日向…っ…やだ…やだよっ」
俺は無視して病室を出た。